「共通テスト英語リーディング、いつも時間が足りなくて焦る…」 「文章量が多くてどこを読めばいいか分からない…」
共通テスト英語リーディングは、80分という限られた時間で大量の英文を正確に読み解く力が求められます。多くの受験生が「時間が足りない」「文章が多すぎる」という悩みを抱えているのではないでしょうか。
しかし、心配はいりません。 この試験は、闇雲に最初から最後まで読んでいては時間が足りなくなるよう設計されています。 「どこに何の情報があるか」を素早く見つけ出す「情報処理能力」が問われているのです。
この記事では、満点経験者が実践する「超効率的な時間配分」と「情報スキャニング」という強力な読解テクニックを徹底解説します。これをマスターすれば、あなたも80分で全問を解き切り高得点を狙えるようになります。
【最重要】80分を最大限に活かす時間配分
共通テスト英語リーディングで最も大切なのは、精緻な時間配分です。各大問の文章量や難易度に合わせて、以下の時間を厳守する意識で取り組みましょう。
大問番号 | 目標解答時間 |
第1問 | 5分 |
第2問 | 6分 |
第3問 | 5分 |
第4問 | 6分 |
第5問 | 12分 |
第6問 | 15分 |
第7問 | 15分 |
第8問 | 16分 |
合計 | 80分 |
特に重要なのは、比較的短い第1問・第2問で素早く情報を処理し、長文や思考力が必要な後半の大問に時間を残すことです。
共通テスト英語リーディング攻略の鍵は「スキャニング」にあり!
共通テスト英語リーディングは、「設問から逆算して必要な情報だけを探し出す」というアプローチが極めて有効です。この「必要な情報だけを探す」テクニックが「スキャニング」です。
スキャニングとは? 天気予報を例に考えてみましょう。あなたは「明日の東京の最高気温」だけを知りたいとします。この時、天気予報のニュース番組を最初から最後まで、一字一句聞き漏らさずに見る必要はありませんよね?「東京」という言葉や、東京の「最高気温」の表示が出た瞬間に注目し、その情報だけをピックアップします。
これと同じことを英文でも行います。
全ての設問で実践する「3ステップ解法」
全ての大問で、以下の3ステップを徹底してください。
- 設問に先に目を通す(何を探すべきか把握する)
- まずは英文を読む前に、設問(選択肢含む)を全て読み込みます。
- 「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「なぜ」「どのように」といった疑問詞や、キーワード、固有名詞などをチェックし、「文章中で何を探せばいいのか」を明確に頭に入れます。
- 文章をスキャニングする(必要な情報だけを探す)
- ステップ1で把握したキーワードや情報の手がかりを探しながら、文章全体をざっと読み流します。
- この時、全てを精読する必要はありません。「探している情報がありそうな箇所」を素早く見つけることが目的です。
- 解答の根拠となりそうな部分を見つけたら、そこに線や丸をつけたり簡単なメモ(例:「設問3」「Aの意見」など)を取っておくと良いでしょう。これにより、後で解答する際に情報を見失うことを防ぎます。
- 設問をまとめて解く(根拠を確認して解答する)
- 文章全体のスキャニングが終わり、必要な情報に目星をつけたら改めて設問に戻って解答します。
- 先ほど印をつけた箇所やメモを参考に、解答の根拠を再確認しながら、最も適切な選択肢を選びましょう。
- この時、「なぜこの選択肢なのか」「なぜ他の選択肢は違うのか」を明確に意識することで、正答率が向上します。
まとめ:量より質!戦略的演習でリーディング力を伸ばそう
共通テスト英語リーディングは、単に英語力だけでなく、「情報処理能力」が問われる試験です。
- 80分の時間配分を厳守する。
- 全ての設問で「設問先読み→スキャニング→まとめて解答」の3ステップを徹底する。
この戦略を身につけるには、何度も演習を重ねることが重要です。過去問や実践問題集を解く際は、必ずストップウォッチで時間を測り、今回紹介した解き方を意識して取り組んでみてください。
量より質!戦略的な演習を繰り返すことで、80分で全問を解き切り高得点を獲得できる実力が必ず身につきます。頑張ってください!
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