『真・英文法大全』は「英文法」の最初で最後の一冊、まさに「大全」と呼ぶにふさわしい決定版です。
基本情報
- 1冊を終える目安時間: 約50時間
- 総ページ数: 912ページ
- 著者: 関 正生

対象レベル
- メイン対象: 全レベル(英語学習初心者、文法を学び直したい社会人、大学受験生)
- 到達可能レベル: 大学受験(全レベル対応)、TOEIC、英会話、ビジネス英語など、あらゆる場面で通用する「一生モノ」の文法力
本書は、700万人以上を指導してきたカリスマ講師、関正生先生が「英文法の核心」を詰め込んだ一冊です。従来の「丸暗記」を徹底的に排除し、「なぜそうなるのか」という本質的な理解を追求することに特化しています。学校で配布される無機質な文法書とは一線を画し、英語の「仕組み」そのものを理解・納得・体得できる構成になっています。
おすすめ度:★★★★★
おすすめする理由
「読み通せる」ハイスペック仕様: 分厚い文法書にありがちな「挫折」を防ぐため、フルカラーのリアルなイラストや、磨き上げられた説明の順番など、「読み通す」ための工夫が随所に施されています。また、無料ダウンロード音声(スピード別、英→日、日→英)も用意されており、耳からの学習もサポートします。
「なぜ」がわかる本質的な解説: 本書の最大の強みは、「丸暗記の排除」です。例えば、「なぜ、みんなが指をさせるなら “the” を使うのか?」「なぜ、5秒ごとに中断・再開できない動詞は進行形にできないのか?」といった、英語の「核心」を突く解説が満載です。これにより、応用力の高い、忘れにくい知識が身につきます。
大学受験から一生モノの教養へ: 高校英語や大学受験を中心としながらも、TOEICテスト、ビジネス、旅行、日常会話など、英語に触れるすべての人が知っておくべき英文法を網羅しています。912ページという圧倒的なボリュームは、学習参考書としてだけでなく、疑問点を解決するための「辞書」としても機能します。
メリットとデメリット
メリット(良い点)
- 「わかる」解説で挫折しない: 関先生の「神授業」が紙面で再現されており、これまで文法が苦手だった人でも「理解できる」感覚を得られます。
- 圧倒的な網羅性: 中学レベルの基礎から難関大入試レベル、さらにはビジネスシーンで使われる表現まで、必要な文法項目がほぼ全て揃っています。
- 学習サポート機能が充実: フルカラーの紙面と無料音声ダウンロードにより、多角的な学習が可能です。
デメリット(注意点)
演習量は別途必要になる可能性: 本書は「理解」に重点を置いた「読み物」としての側面が強いです。知識を定着させるためのアウトプット(問題演習)は、別途問題集などで補う必要があります。
圧倒的なボリューム: 全912ページと非常に分厚いため、通読するには時間と覚悟が必要です(2周で約50時間)。
こんな人におすすめ!
- 学校で配布された文法書が合わない・わかりにくい・暗記だらけで嫌気がさしている人
- 英語は好きだが、文法書の説明と例文は退屈だと感じている人
- 学校で配布された文法書に入試情報が載っていないので不安な人
- 受験英語だけでなく、将来を見据えた(TOEICテスト・英会話・旅行・ビジネスにも通用する)文法と例文で勉強したい人
- 英検対策で、いまいち伸びを感じない人




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