【徹底解説】Bricks 2は隠れた名著!難関大対策の新たな選択肢

書名、著者、出版社

  • 書名: 英単語・熟語 Bricks 2
  • 著者: 小崎 充, 山川 修司
  • 出版社: いいずな書店

基本情報

1冊を終える目安時間: 約60時間

掲載単語・熟語数: 1968語

対象レベル

  • メイン対象: 高1レベルの単語は習得済みで、GMARCH・関関同立や上位国公立大学を目指す受験生
  • 到達可能レベル: 早慶・旧帝国大学レベル

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)はもちろん、さらにその先の上位国公立大学を第一志望とする受験生に最適な一冊です。

最大の特徴は、そのカバー範囲の広さです。旧帝国大学や早慶レベルの入試においても、この1冊を完璧に仕上げれば、語彙力で大きく足を引っ張られることはありません。「2冊目の上級単語帳は時間的に厳しいかもしれないが、1冊でできるだけハイレベルまで対応したい」というニーズに完璧に応えます。

おすすめ度:★★★★★

おすすめする理由

論理的な配列と語源解説: 単なる頻出度順だけでなく、「語源」や「テーマ」といった関連性で単語がまとめられています。丸暗記に頼らず、単語の成り立ちやパーツ(接頭辞・接尾辞)から意味を論理的に推測する力が養われ、忘れにくい知識として定着します。

知る人ぞ知る「隠れた名著」: Stock4500ターゲットシリーズほど知名度は高くないかもしれませんが、その実力は本物です。周りと差をつけたい受験生にとって、まさに「切り札」となり得る、非常におすすめの単語帳です。

充実の「基本動詞・熟語」特設ページ: 多くの受験生が苦戦しがちな「基本動詞の使い分け(コアイメージ)」や「頻出熟語」が、別枠の特設ページで非常に丁寧に解説されています。単語力だけでなく、長文読解や英作文の「幹」となる部分を効率よく強化できるのが最大の強みです。

メリットとデメリット

メリット(良い点)

  • カタカナ発音表記で手軽に確認: 全ての見出し語にカタカナで発音の目安が併記されています。音声CDやアプリを立ち上げる手間がなく、テキストを開くだけで手軽に発音を意識しながら学習できます。
  • 単語と熟語を1冊で網羅: 書名に「英単語・熟語」とある通り、入試に必要な熟語まで1冊でカバーできます。「単語帳と熟語帳を別々にやるのは非効率だ」と感じる人に最適です。
  • 実践的な例文とフレーズ: 入試の頻出データに基づき、単語が実際にどのような形で使われるか(コロケーション)を意識した、短く実践的な例文・フレーズが掲載されています。

デメリット(注意点)

特になし(強いて言えば知名度): 単語帳としての機能や網羅性、解説の質において、目立った欠点が見当たらない非常に完成度の高い一冊です。あえて注意点を挙げるとすれば、Stock4500のようなメジャーな単語帳と比較すると知名度が低いため、学習法に関するネット上の情報が少ないことくらいですが、参考書としての性能に一切問題はありません。

こんな人におすすめ!

・「この一冊を絶対に終わらせる」という強い意志を持って難関大に挑戦する人

・単純な丸暗記が苦手で、語源など理屈で納得して覚えたい人

・単語だけでなく、重要な「熟語」や「基本動詞の用法」も1冊で完璧にしたい人

・GMARCH・関関同立レベルを確実にしつつ、上位国公立・旧帝大までを1冊でカバーしたい人

・メジャーな単語帳がしっくりこなかった、または周りと違う「隠れた実力派」の単語帳を使いたい人

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