書名、著者、出版社
- 書名: 英単語Stock4500
- 著者: 関 正生
- 出版社: 文英堂

基本情報
- 掲載単語数: 2155語
- 1冊を終える目安時間: 約66時間
対象レベル
- メイン対象: 高1レベルの単語は取得済みで、GMARCH・関関同立を目指す受験生
- 到達可能レベル: 早慶・旧帝国大学の入門レベル
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)を第一志望とする受験生であれば、この一冊を完璧に仕上げることで、単語力で他の受験生に後れを取ることはありません。
一方で、よりハイレベルな語彙力が求められる早慶や旧帝国大学を目指す場合、この単語帳はあくまで合格へのスタートラインに立つための「揺るがぬ土台」と位置づけられます。Stock4500一冊だけでも絶対的な不足はありませんが、盤石を期すなら、本書を終えた後、さらに上級者向けの単語帳へ接続するのが王道です。
おすすめ度:★★★★★
おすすめする理由
意味と用法を深く理解: 単に日本語訳を覚えるだけでなくその単語が持つ「中核的な意味(コアイメージ)」や、入試で「どう問われるか」という視点で解説。多義語の理解や、長文読解での応用力が身につきます。
「記憶ブースター」で忘れない: 各単語に付けられた語源やイメージ、実用的な使い方などの解説「記憶ブースター」が最大の特徴。丸暗記ではなく理屈や背景で理解することで、忘れにくく、思い出しやすい記憶の定着を助けます。
「これから出る単語」を徹底分析: 過去の頻出データだけでなく近年の入試傾向やアカデミックな文章、TEAPなどの4技能試験も分析。「これから狙われるであろう単語」を先取りして掲載しており、ライバルに差をつけられます。
メリットとデメリット
メリット(良い点)
- カタカナ発音表記で手軽に確認: 全ての見出し語にカタカナで発音の目安が併記されています。音声を聞く手間がなくても、手軽に正しい発音を意識しながら覚えられるのは大きな利点です。
- 単語の背景知識が豊富になる: 語源や類義語との違いなど、単なる暗記に終わらない「面白い」情報が満載で、知的好奇心を満たしながら学習を進められます。
- 実践的な例文: 入試で実際に出てくる形に近い、練られた例文が掲載されており、単語の使われ方を具体的にイメージできます。
デメリット(注意点)
- 厳密な難易度順ではないため「つまみ食い」ができない: 本書は単純な難易度順ではなく、文脈やテーマで単語がまとまっている箇所があります。そのため、「前半の簡単な部分だけ」「ここまでやればMARCHレベル」といった中途半端な使い方がしにくく、一度始めたら最後までやり切ることが前提となります。
こんな人におすすめ!
- 単純な丸暗記が苦手で、理屈で納得して覚えたい人
- 単語のニュアンスや使い方まで深く理解し、長文読解や英作文で活かしたい人
- GMARCH・関関同立レベルを第一志望とし、語彙でアドバンテージを取りたい人
- 早慶・旧帝国大学の志望者で、1冊目の単語帳を迷っている人
- 「この一冊を絶対に終わらせる」という強い意志を持って難関大に挑戦する人




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