後悔しない志望校の選び方|偏差値だけで決めてない?7つのチェックポイント

「志望校、どうやって決めたらいいんだろう…」 「とりあえず偏差値で選んだけど、本当にここでいいのかな?」

多くの受験生が抱えるこの悩み。実は志望校選びは受験勉強と同じくらい、あなたの将来に大きく影響する重要な決断です。なんとなく選んでしまうと、入学後に「学びたいことと違った…」「大学生活が楽しくない…」と後悔することになりかねません。

この記事ではあなたが心から「この大学に行きたい!」と思える志望校を見つけるための、具体的なステップと7つのチェックポイントをご紹介します。ぜひ、最後まで読んであなたの志望校選びに役立ててください。

STEP1: まずは「自分」を知ることから始めよう(自己分析)

ペンとノートを用意して、少しだけ自分と向き合う時間を取りましょう。他人や偏差値のモノサシではなく、「自分の心の声」を聞くことが最初のステップです。

  • 何を学びたい?(What)
    • 好きな教科や、もっと知りたいと感じる分野は何か?
    • ニュースや本を読んでいて、興味を引かれる社会問題はあるか?
      (例:歴史が好き→史学科、国際問題に関心がある→国際関係学部)
  • どんな場所で、どう過ごしたい?(Where/How)
    • 活気のある都会のキャンパス?緑豊かな落ち着いた環境?
    • 大勢で賑やかに過ごしたい?少人数でじっくり学びたい?
    • 留学やサークル活動やインターンなど、大学で挑戦してみたいことは何ですか?
  • 将来、どうなりたい?(Why)
    • まだ具体的でなくても大丈夫。「人の役に立ちたい」「世界を舞台に活躍したい」といった漠然としたイメージでも構いません。どんな社会人になりたいか想像してみましょう。

STEP2: 納得できるまで徹底リサーチ!情報収集のコツ

自己分析で方向性が見えてきたら、次は情報収集です。思い込みやイメージだけで判断せず、あらゆる方法でリアルな情報を集めましょう。

  • オンラインで調べる
    • 大学の公式サイト: 最も正確な情報源です。「学部・学科」のページで、カリキュラム(4年間で何を学ぶか)やシラバス(各授業の詳細)まで読み込むのがポイント。
    • 進学情報サイト: スタディサプリ進路やマナビジョンなどで、複数の大学を横断的に比較検討できます。
    • SNS(XやInstagram): 「#春から〇〇大学」などで検索すると、在学生のリアルな声や大学の雰囲気が分かります。
  • リアルで体験する
    • オープンキャンパス: 絶対に参加しましょう。大学の雰囲気を肌で感じ、先生や先輩と直接話せる貴重な機会です。模擬授業を受ければ、学びのイメージがより具体的になります。
    • 進学相談会: 複数の大学の担当者から一度に話を聞けます。気になっている大学を比較するのに最適です。
    • 学校や塾の先生、先輩に相談する: あなたをよく知る人からの客観的なアドバイスは、見逃していた視点を与えてくれます。

STEP3: 7つの比較検討チェックポイントで志望校を絞り込む!

集めた情報をもとに、複数の大学を比較検討していきます。以下の7つの視点でチェックしてみましょう。

  • ① 学びの内容(学部・学科) 同じ学部名でも大学によって学べる内容は違います。必修科目や専門科目を比較し、本当に自分の興味と合っているか確認しましょう。
  • ② 大学の特色・校風 留学制度が充実している、資格取得のサポートが手厚い、少人数教育を徹底しているなど、大学独自の強みは何か。自由な校風か、面倒見が良いかなども重要です。
  • ③ 入試科目と難易度 自分の得意科目を活かせる配点か?過去問を見て問題の相性は良いか?ただ難しいだけでなく、「自分が合格点を取れそうか」という視点で分析しましょう。
  • ④ キャンパスの立地と環境 自宅からの通学時間、キャンパス周辺の環境は自分に合っていますか?4年間毎日通う場所だからこそ、実際に足を運んでみるのが一番です。
  • ⑤ 学費と奨学金 学費は保護者の方と必ず相談しましょう。大学独自の奨学金や特待生制度も重要なチェックポイントです。
  • ⑥ 就職実績とキャリアサポート 卒業生がどのような業界・企業に就職しているか、キャリアセンターのサポートは手厚いかなど、将来を見据えた確認も大切です。
  • ⑦ 学生生活の充実度 サークルや部活動の種類、図書館などの施設の充実度、学園祭の雰囲気など、勉強以外の部分も大学生活の大切な要素です。

やりがち!志望校選びの3つの失敗例

失敗例1:偏差値やランキングだけで決めてしまう → 入学後に「学びたいことと違った」「周りの学生と合わない」とミスマッチを感じる最大の原因です。

失敗例2:知名度やイメージだけで選んでしまう → 「有名だから」「親や先生に勧められたから」という理由だけでは、辛い受験勉強を乗り越えるモチベーションは続きません。

失敗例3:オープンキャンパスに行かずに決めてしまう → パンフレットのキラキラしたイメージと、実際の雰囲気が違うことはよくあります。百聞は一見に如かずです。どうしても行けない場合、グーグルマップなどでも良いので現地を確認してみてください。

まとめ:最高の大学生活は「主体的な志望校選び」から始まる

志望校選びは、時間も手間もかかる大変な作業です。しかし、自分で悩み、調べ、考え抜いて出した答えは必ずあなたを最高の大学生活へと導いてくれます。誰かに決められた道ではなく、自分の意思で選んだ道だからこそ勉強にも身が入るし、入学後のミスマッチも防げます。

この記事に書かれていることを参考に、全てをこなせなくても良いので、より良い志望校選びをしてみてください。

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