【入門 英文解釈の技術70】共通テスト・日東駒専への第一歩!48時間で「読める」に変える

「英文法は一通り暗記したはずなのに、長文になると内容が頭に入ってこない……」「なんとなく単語をつなぎ合わせて読んでしまい、正確な意味が取れない……」 英文法の基礎固めを終えた受験生が次にぶつかるのが、この「知識」と「読解」の壁です。単語や文法の知識があっても、それらを組み合わせて文の構造を見抜く「解釈力」がなければ、共通テストや日東駒専・産近甲龍レベルの長文は読みこなせません。

ここで多くの受験生が迷走しますが、解決策は明確です。それが『入門英文解釈の技術70』です。今回は、高校基礎レベルの英文法を固めたあなたが、合計「48時間」で共通テストを安定して読める解釈力を手に入れるための、最短最速の戦略を伝授します。

参考書データ

項目詳細
書名入門英文解釈の技術70
おすすめ度★★★★★(星5)
メイン対象共通テスト、日東駒専・産近甲龍レベルを目指す受験生
前提レベル高校の基礎英文法を完成していること
到達レベル共通テストの英文を安定して読める解釈力
問題数例題70問 + 演習問題70問
修了目安時間計48時間(1周目24h + 2周目12h + 3周目12h)

なぜ、『入門英文解釈の技術70』なのか?

英文法の学習と長文読解の間には、文の構造(SVOC)を瞬時に見抜く「英文解釈」というプロセスが不可欠です。本書はこのプロセスを効率よく習得するために最適な一冊です。

「解釈パターン」の網羅性が高い

このレベルの参考書としては例題数が70題と多く、共通テストや中堅私大で頻出の構文パターンが網羅されています。「これさえやっておけば、構造が掴めなくて読めない文はなくなる」という安心感を持って学習できます。

名著「基本はここだ!」との違いは?

同じレベル帯の有名な参考書に『英文読解入門 基本はここだ!』(西きょうじ著)があります。どちらも良書ですが、決定的な違いは「レイアウトの分かりやすさ」です。

  • 基本はここだ!: 解説が深く素晴らしい本ですが、レイアウトが少し古く、文字が詰まっているため、初学者には圧迫感がある場合があります。
  • 本書(技術70): 見開きで「問題」と「解説・図解」が完結しており、視覚的に非常に見やすいです。SVOCの構文図解がビジュアルで示されているため、どこでつまずいたかが一目で分かります

挫折せずに最後までやり切るという点で、本書の方に分があります。

メリット・おすすめする理由

  1. 網羅性が高い: 前述の通り、70のテーマで入試基礎レベルに必要な構文をほぼ全てカバーしています。
  2. 解説が丁寧: 文法用語を使いすぎず、なぜそのような構造になるのかが論理的に説明されています。
  3. 復習しやすい構成: 別冊の白文(解説のない英文のみの冊子)がついているため、学習後の確認テストや音読トレーニングがスムーズに行えます。

【重要】購入前の注意点・デメリット

  • 英文法が終わっていないと効果半減: 英文解釈は、英文法の知識を使ってパズルを解く作業です。「関係代名詞とは何か」「不定詞の3用法とは何か」といった基礎知識がない状態で本書に入ると、解説の意味が理解できず時間を無駄にします。必ず英文法を固めてから着手してください。
  • 演習問題はやらなくていい: 本書には例題のほかに演習問題が70題ついていますが、時間が限られている受験生は例題70題のみに集中してください。演習問題までやると時間がかかりすぎ、反復回数が減ってしまいます。例題だけでエッセンスは十分に吸収できます。

48時間で攻略!「例題」完全制覇の3周サイクル

本書の真価を引き出すには、ただ解くだけでは不十分です。以下のスケジュールで「例題のみ」を徹底的に回してください。

1周目:【構造把握】解説を熟読し、誤解を消す(目安:24時間)

  • 目的: 英文の構造を正確に把握し、正しい和訳のプロセスを理解する。
  • ペース: 50分で3題
  • 手順:
    1. 辞書を使わずに、自力で文構造(SVOC)を振り、和訳を書く。
    2. 解説を読み、自分の解釈と照らし合わせる。
    3. 【最重要】 和訳が合っていたとしても、解説は必ず熟読して理解する。
      • 「なんとなく訳したら合っていた」はNGです。なぜその訳になるのか、文法的根拠を他人に説明できるレベルまで解説を読み込んでください。わかっているつもりで解説を読み飛ばす「早とちり」が一番の敵です。

2周目:【再現性確認】セルフレクチャーで定着させる(目安:12時間)

  • 目的: 瞬時に構造を見抜き、解説の内容を自分で再現できるか確認する。
  • ペース: 50分で6題(1周目の倍速)
  • 手順:
    1. 問題文を見て、即座にSVOCと和訳を書く。
    2. セルフレクチャーを行う: 「ここは分詞構文で、主語はこれだから……」と、解法のプロセスを自分自身に講義するように口に出して説明する。
    3. 解説を確認し、説明が間違っていないかチェックする。

3周目:【速読回路】直読直解で仕上げる(目安:12時間)

  • 目的: 日本語を介さず、英語の語順のまま理解する回路を作る。
  • ペース: 50分で6題
  • 手順:
    1. 2周目と同じペースで進める。
    2. 音読(直読直解): 英文を声に出して読みながら、英語の語順のまま意味を理解する。
      • 返り読み(後ろから訳し上げること)は禁止です。「I went to the park(私は公園に行った)」を「私は行った、公園に」と頭から理解する感覚を養います。
    3. 時間の許す限り音読を繰り返し、英語のリズムを体に染み込ませてください。

この参考書の「次」に進むべき道

この48時間を完走したあなたは、英文の骨組みが見えるようになっています。次は、その力を実際の長文問題で試す段階です。

  • 『英語長文ソリューション1』へ進む:本書で培った「精読力」を維持しつつ、300語程度の読みやすい長文で「音読」と「速読」の訓練を行います。レベル的にも本書の直後に接続するのに最適です。

まとめ

『入門英文解釈の技術70』は、基礎文法を終えた受験生が、本格的な読解へ進むための必須ツールです。

  • 英文法はやったけれど長文が読めない人
  • 感覚ではなく論理的に読む力をつけたい人
  • 短期間で偏差値を安定させたい人

1日約1時間の勉強で1.5ヶ月で終わります。演習問題は思い切ってカットし、例題70題を骨の髄までしゃぶり尽くしてください。その先には、英語の長文が「怖くない」「読める」という新しい景色が待っています。

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