書名、著者、出版社
- 書名: 英単語Stock3000
- 著者: 関 正生
- 出版社: 文英堂

基本情報
掲載単語数: 1528語
1冊を終える目安時間: 約45時間
対象レベル
- メイン対象: 中学レベルの単語は終えたが、高校基礎~標準レベルの単語に不安がある受験生。単語学習をゼロからスタートしたい人。
- 到達可能レベル: 日東駒専・産近甲龍、共通テストレベル
日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)や産近甲龍(京都産業・近畿・甲南・龍谷)、そして大学入学共通テストで安定した得点を取るためには、この一冊に掲載されている基礎語彙の習得が必須です。Stock3000を完璧に仕上げることで、これらの大学の入試に対する英語力が完成します。
一方で、GMARCHや関関同立以上を目指す受験生にとっては、この単語帳は「基礎固めの1冊目」であり、あくまで通過点です。この本を終えた後、Stock4500など、次の中級・上級レベルの単語帳にスムーズに接続することが前提となります。
おすすめ度:★★★★★
おすすめする理由
Stockシリーズに共通する以下の特徴が、効率的な暗記を強力にサポートします。
- 意味と用法を深く理解: 単に日本語訳を覚えるだけでなく、その単語が持つ「中核的な意味(コアイメージ)」や、入試で「どう問われるか」という視点で解説。多義語の理解や、基礎的な長文読解での応用力が身につきます。
- 「記憶ブースター」で忘れない: 各単語に付けられた語源やイメージ、実用的な使い方などの解説「記憶ブースター」が最大の特徴。丸暗記ではなく理屈や背景で理解することで、忘れにくく、思い出しやすい記憶の定着を助けます。
- 「これから出る単語」を徹底分析: 過去の頻出データだけでなく近年の入試傾向やアカデミックな文章、TEAPなどの4技能試験も分析。「これから狙われるであろう単語」を先取りして掲載しており、ライバルに差をつけられます。
メリットとデメリット
メリット(良い点)
- カタカナ発音表記で手軽に確認: 全ての見出し語にカタカナで発音の目安が併記されています。音声を聞く手間がなくても、手軽に正しい発音を意識しながら覚えられるのは大きな利点です。
- 単語の背景知識が豊富になる: 語源や類義語との違いなど、単なる暗記に終わらない「面白い」情報が満載で、知的好奇心を満たしながら学習を進められます。
- 基礎レベルに合わせた実践的な例文: 入試の基礎レベルで実際に出てくる形に近い、練られた例文が掲載されており、単語の使われ方を具体的にイメージできます。
デメリット(注意点)
- 厳密な難易度順ではないため「つまみ食い」ができない: 本書は単純な難易度順ではなく、文脈やテーマで単語がまとまっている箇所があります。そのため、「前半の簡単な部分だけ」「ここまでやれば共通テストレベル」といった中途半端な使い方がしにくく、一度始めたら最後までやり切ることが前提となります。
- これ一冊ではGMARCH以上に届かない: 本書のレベルはあくまで大学受験の「基礎」です。日東駒専・産近甲龍レベルまでが主なカバー範囲であり、GMARCHや関関同立、それ以上の難関大学を目指すには、この単語帳だけでは語彙力が不足します。必ず次のステップ(Stock4500など)に進む必要があります。
こんな人におすすめ!
- 単純な丸暗記が苦手で、理屈で納得して覚えたい人
- 単語のニュアンスや使い方まで深く理解し、基礎的な長文読解や英作文で活かしたい人
- 日東駒専・産近甲龍レベルを第一志望とする人
- GMARCH・関関同立以上を目指す人で、中学レベルの復習からしっかり始めたい人
- 「この一冊を絶対に終わらせる」という強い意志を持って受験勉強のスタートを切りたい人


 
  
  
  
  

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