「古文単語を丸暗記したのに、長文になると読めない…」 「単語の意味は分かっても、古典常識がなくて文脈が掴めない」 「文法と単語の知識がバラバラで、どう繋げればいいか分からない」そんな悩みを抱える受験生は少なくありません。古文読解は、単なる単語の暗記だけでは太刀打ちできない「総合力」が問われるからです。
この記事で紹介する『大学入試 新古文単語336』は、まさにその「単語」と「読解に必要な+α」を、たった1冊で効率的に習得できるよう設計された一冊です。本書は、厳選された単語力に加え、「連語」「文法」「古典常識」という読解の土台を同時に築き上げ、あなたの古文アレルギーを克服する強力な味方となります。

参考書データ
| 項目 | 詳細 |
| 書名 | 大学入試 新古文単語336 |
| おすすめ度 | ★★★★★(星5) |
| メイン対象 | 全レベル(日東駒専~旧帝国・早慶まで) |
| レベル | 入試基礎〜難関レベル |
| 単語数 | 見出し語336語 |
| 修了目安時間 | 21時間 |
なぜ『新古文単語336』が「読解の土台」になるのか?
多くの受験生が挫折するのは、単語を「点」でしか覚えられないからです。しかし、実際の入試で問われるのは、単語・文法・古典常識が結びついた「線」や「面」の知識です。
『新古文単語336』の最大の強みは、単語の暗記と同時に、「なぜそうなるのか(イメージ・語源)」「どう使われるのか(連語・文法)」「どんな世界の話なのか(古典常識)」を徹底的に解説している点にあります。
336語という厳選された「幹」となる単語を軸に、読解に必要な知識を「枝葉」として広げていく。だからこそ、全レベルの受験生に対応できる「軸」として機能し、単なる暗記で終わらない「本物の読解力」の土台を築くことができるのです。
メリット・おすすめする理由
1. 五七五の「つぶやき」と「ビジュアル解説」で忘れない
「単語の意味が多すぎて覚えられない」という悩みを、本書は「イメージ」で解決します。
- 五七五の「つぶやき」:各単語に、意味のポイントをリズムよく覚えられる「つぶやき」が掲載されています。音読することで、記憶に残りやすくなります。
- ビジュアル解説:豊富なイラストや図解で、単語の持つ「核となるイメージ」や語源を視覚的にインプットできます。丸暗記ではなく「なるほど」と納得して覚えられるため、多義語も関連付けて理解できます。
2. 「連語」と「必須文法」を同時収録し、読解の隙間を埋める
- 連語(慣用句)コーナー:単語帳とは別に「連語」がまとまっており、「単語+助動詞」などでどういう意味になるのかを学べます。これは長文読解で非常に役立つ実践的な知識です。
- 必須文法知識の解説:巻末などには、読解に必要な文法事項が分かりやすく解説されています。単語を覚えながら文法も復習できるため、知識が有機的に結びつきます。
3. 充実の「コラム」で、背景知識(古典常識)を完全サポート
古文が読めない原因の一つが、現代とは異なる「古典常識」の欠如です。『新古文単語336』は、この点も徹底的にカバーしています。「出家」「恋愛(結婚)」「身分」といった、古文世界の「当たり前」をイラスト付きのコラムで解説。これにより、読解の精度が格段に上がります。
デメリット・注意点
1. 見出し語336語は「最重要語」
見出し語の336語は、あくまで入試の「核」となる最重要語です。日東駒専レベルであれば十分対応可能ですが、旧帝大や早慶などの最難関レベルを目指す場合、長文演習を通じてさらに語彙を補強する必要があります。「これ1冊で全単語OK」と考えるのではなく、「読解の土台を作る1冊」と捉えましょう。
2. 「読むだけ」では定着しない
コラムや解説が面白いため、つい「読んで満足」してしまいがちです。しかし、これは「単語帳」です。単語の意味を即答できるレベルまで反復練習しなければ、得点には結びつきません。「読む」学習と「覚える」学習を意識的に分ける必要があります。
1週間で50語をマスター!「6日間サイクル学習法」(1日25分)
この学習法の基本は、「声に出して読む」ことです。古文特有のリズムを体に染み込ませるため、自分の部屋など、多少の声なら出せる環境で行ってください。
| 日 | 学習内容(25分) | 目的と方法 |
| 1日目 | 仕分けと全体像の把握 | まず、50語の中で「知っている単語」と「知らない単語」を仕分けます。赤シートで隠しながら、声に出して読み、現代語訳が確実に分かる単語に「/」などの印をつけます。この日は覚えず、自分が攻略すべき敵を把握するだけです。 |
| 2日目 | 「納得」してインプット | 1日目に印をつけていない単語だけを見ます。訳だけでなく、その単語の「核となるイメージ」や「なぜその意味になるのか」という語源・背景、古典常識の解説を読み、「なるほど」と納得することに集中します。この時も、必ず声に出して単語を読み、意味と音を結びつけます。 |
| 3日目 | 高速アクティブリコール(古文→現代語) | 50語全てを対象に、赤シートで訳を隠し、「古文単語を見る → 現代語訳を即答」を高速で繰り返します。これを時間の許す限り何周も行い、脳に重要情報だと認識させます。 |
| 4日目 | 高速アクティブリコール(古文→現代語) | 3日目と全く同じです。赤シートで訳を隠し、「古文単語を見る → 現代語訳を即答」を高速で繰り返します。あえて同じことを行うことで、記憶の定着を確実にします。多義語も、まずは代表的な訳を一つ言えればOKです。 |
| 5日目 | 高速アクティブリコール(古文→現代語) | 3日目・4日目と全く同じです。「古文単語を見る → 現代語訳を即答」を高速で繰り返します。3日連続で反復することで、脳に「これは超重要情報だ」と認識させましょう。スピードが格段に上がっているはずです。 |
| 6日目 | タイムアタックと最終確認 | 1週間の総仕上げ。50語の「古文→現代語」テストを行います。「全問正解」と「スピード」を意識して、定着度を確認。この日も思い出せない単語には特別な目印を付け、翌週以降も復習する単語に入れます。 |
7日目以降の進め方
新しい50語で同じサイクルを開始します。
前の週に覚えられなかった単語(6日目に目印を付けた単語)は、毎日の学習開始前に見直す習慣をつけましょう。
こんな人におすすめ!
- 古文単語の丸暗記が苦手で、イメージや理屈で納得して覚えたい人
- 単語と文法、古典常識を1冊で効率よく学びたい人
- 古文の勉強を始めたばかりの初学者
- 難関大志望者で、読解の「土台」となる軸の1冊を求めている人
- 「単語は覚えたのに読めない」という壁にぶつかっている人
まとめ:単語・文法・常識を連携させ、「読める力」を鍛える
『大学入試 新古文単語336』は、単なる「単語暗記帳」ではありません。 厳選された「336語」の知識を幹として 「ビジュアル解説」で直感的な理解を助け、「連語」と「文法」で実践的な解釈力を補い「古典常識コラム」で読解の背景知識を深める。
この1冊を使いこなすことは、古文読解に必要な「知識」を網羅的にインプットすることに直結します。本書で強固な「土台」を築き上げ、志望校合格を掴み取りましょう。




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