【文系の数学 重要事項完全習得編】MARCH・関関同立への架け橋!107時間で「解ける」に変える

「基礎問題集は一通り終わらせたはずなのに、模試や過去問になると手が止まる……」 「解説を読めばわかるのに、自力では思いつかない……」基礎固めを終えた受験生が次にぶつかるのが、この「わかる」と「解ける」の壁です。日東駒専レベルから、MARCH・関関同立レベルへステップアップしようとした瞬間、求められる解法の組み合わせや発想の引き出しが一気に増えるからです。

ここで多くの受験生が迷走しますが、正解のルートは決まっています。それが『文系の数学 重要事項完全習得編』です。今回は、『Super Quick』などで基礎を固めたあなたが、合計「107時間」でMARCH・関関同立(下位学部)レベルの合格点を勝ち取るための、無駄を削ぎ落とした戦略を伝授します。

参考書データ

項目詳細
書名文系の数学 重要事項完全習得編
おすすめ度★★★★★(星5)
メイン対象MARCH・関関同立(下位〜標準学部)を目指す受験生
前提レベル『Super Quick』などを完璧に仕上げていること
到達レベル入試標準問題(MARCH下位レベル)を完答できる力
問題数例題158問+演習問題115問
修了目安時間計107時間(1周目53h + 2周目27h + 3周目27h)

なぜ、『文系の数学 重要事項完全習得編』なのか?

基礎レベルの参考書と入試本番レベル(過去問)の間には、実は大きな溝があります。この溝を埋める役割こそが、本書の最大の価値です。

「必修パターン」の網羅性が絶妙

青チャートのような分厚い網羅系参考書は、全てをこなすのに膨大な時間がかかります。一方、本書は約150題というコンパクトな分量の中に、文系入試で頻出の「合否を分ける重要パターン」が凝縮されています。「これさえやっておけば、標準的な入試問題の8割は戦える」という核心部分だけを効率よく学べます。

「インプット」から「アウトプット」への転換

『Super Quick』などの基礎本は「公式の使い方」を学ぶものでしたが、本書は「入試問題の解き方」を学ぶ本です。「なぜその解法を選択するのか」という思考のプロセスが丁寧に解説されており、初見の問題に対応する力が養われます

王道の「チャート式」や「基礎問」との違いは?

書店に行けば、黄色や青色の分厚いチャート式や、緑色の『基礎問題精講』が平積みされています。「みんなと同じこれらを使わなくて大丈夫?」と不安になるかもしれません。しかし、「残り時間」と「目的」を考えれば、本書が最適解となる理由が見えてきます。

1. 「チャート式(黄・青)」との比較:圧倒的な時短

学校で配られる『チャート式』は素晴らしい網羅性を持っていますが、文系入試に必要な範囲だけでも1000題近い問題数があります。

  • チャート式: 「辞書」として使う本。高1からコツコツやるなら最強だが、受験学年からすべて解くには時間が足りない。
  • 本書: 「頻出パターン」だけを抽出した本。チャート式の「コンパス3〜4(標準レベル)」のおいしいところだけを、1/5以下の時間で吸収できる。

「終わらない1000題」より、「完璧に仕上がった158題」の方が、入試会場では確実に武器になります。

2. 「基礎問題精講(旺文社)」との比較:到達点の高さ

『数学 基礎問題精講』も非常に人気のある良書で、コンパクトさは本書と近いです。しかし、ターゲットとする「高さ」が少し異なります。

  • 基礎問題精講: 日東駒専レベルを確実に固めるには最適だが、MARCH・関関同立には届かない。
  • 本書: 基礎問レベルの内容は前提としつつ、入試で差がつく「やや難(定石の組み合わせ)」までカバーしている。

「MARCH・関関同立に行きたい」のであれば、本書まで踏み込む必要があります。

メリット・おすすめする理由

  • 無駄のない構成: 各テーマに「例題」と「演習問題」がありますが、後述する通り、時間がない現役生は「例題」に絞ることで超高速学習が可能です。
  • 解説が「文系」目線で親切: 書名の通り文系受験生をターゲットにしているため、数IIIのような高度な計算テクニックに走らず、数I・A・II・B・Cの範囲でどう論理的に解くかが平易な言葉で書かれています。
  • 1冊で全範囲をカバー: I・A・II・B・Cが1冊にまとまっているため、分野横断的な復習がしやすく、本番直前まで「お守り」として使えるバイブルになります。

【重要】購入前の注意点・デメリット

  • 上位学部にはもう1冊必要: 早慶やMARCH上位学部を目指す場合、本書だけでは少し演習量が不足します。あくまで「標準レベルの完答」を目指す本だと割り切りましょう。
  • 完全な初学者はNG: あくまで「重要事項」の習得であり、「導入」ではありません。教科書レベルや『Super Quick』の内容が頭に入っていない状態で挑むと、解説の行間が読めずに挫折します。

107時間で攻略!「例題」完全制覇の3周サイクル

本書には「例題」と類題である「演習問題」が掲載されていますが、時間がなければ「演習問題」は全てカットして構いません。「例題」の中にエッセンスの全てが詰まっているからです。

以下は、例題のみ(158題)を徹底的に回すための107時間プランです。

1周目:【解法インプット】じっくり悩み、理解する(目安:53時間)

  • 目的: 未知の典型問題に出会い、その解法のロジックを理解する。
  • ペース: 50分で3題
  • 手順:
    1. 問題を解く(5分考えて手が動かなければすぐに解説を見る)。
    2. 解説を読み込み、「なぜその公式を使うのか」「どこに着目したのか」を理解する。
    3. 解説を閉じて、もう一度自力で答えまで導けるか確認する。
  • ポイント: 1問あたり約15分以上かけられる計算です。ここではスピードよりも「納得感」を大切にしてください。解説の右側にある「ポイント」の欄は丸暗記するつもりで読みましょう。

2周目:【高速演習】再現性を高める(目安:27時間)

  • 目的: 理解した解法を、自力でスピーディーに再現できるようにする。
  • ペース: 50分で6題(1周目の倍速)
  • 手順:
    1. タイムトライアル形式で解く。
    2. 解けなかった問題、時間がかかりすぎた問題にチェックを入れる。
  • ポイント: 1問あたり8分強です。悩んでいる時間はありません。「問題文を見た瞬間に解法が浮かぶか」をテストしてください。計算も最後までやりきりましょう。

3周目:【完全定着】瞬殺レベルに仕上げる(目安:27時間)

  • 目的: 苦手分野を潰し、長期記憶に定着させる。
  • ペース: 50分で6題
  • 手順:
    1. 2周目と同様のペースで解く。
    2. 特に2周目で間違えた問題を重点的に確認。
    3. セルフレクチャー(問題を見て、解き方の流れを口頭で説明する)を取り入れてもOK。
  • ポイント: ここまでやり込めば、MARCHの過去問を見た時に「あ、これ重要事項完全習得編のあの問題と同じだ」と気づけるようになります。

この参考書の「次」に進むべき道

この107時間を完走したあなたには、明確な次のステップが待っています。

  1. 『文系の数学 実戦力向上編』へ進む: 同じシリーズの上位版です。志望校がMARCH上位、あるいは早慶レベルを含む場合は、この本でさらに実戦的なテクニック(「定石」のさらに上、「定石崩し」や「融合問題」)を学びます。
  2. 志望校の過去問(赤本)へ: もし志望校が日東駒専・産近甲龍〜MARCH下位学部であれば、『重要事項完全習得編』の後はすぐに過去問演習に入っても戦えます。本書で培った力が通用することを実感してください。

まとめ

『文系の数学 重要事項完全習得編』は、基礎を終えた受験生が、合格者層の入り口に立つための「通行手形」です。

  • 『Super Quick』を終えて、次に何をやるか迷っている人
  • MARCH・関関同立に行きたいが、数学で足を引っ張りたくない人
  • 限られた時間で最大の成果を出したい人

107時間、1日2時間の勉強なら約2ヶ月弱。この期間を走り抜ければ、あなたの数学力は「受験生平均」から「合格者平均」へと確実にシフトします。演習問題は捨てて構いません。例題だけに全集中し、最短ルートで合格への架け橋を渡りきってください!

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