「もう手遅れだ」と諦めるには早すぎます。共通テストは、知識の有無だけでなく「直前に見たものがそのまま出る」可能性が極めて高い試験です。試験開始の合図が鳴る1秒前まで、脳のメモリに情報を叩き込み続けること。これが最後の1点を決めます。
本記事では、試験当日の休み時間や直前の10分間で確認すべき、「即効性の高い暗記・確認ポイント」を全科目分凝縮しました。理解は不要です。網膜に焼き付け、試験開始直後に吐き出してください。
英語(リーディング・リスニング)
単語帳を見直す時間はありません。確認すべきは「単語の意味」ではなく「言い換えのパターン」と「感情の方向性」です。
- 感情・評価形容詞のプラスマイナス
- 長文やリスニングの選択肢でキーとなる形容詞(例:reluctant, enthusiastic, skeptical)が、ポジティブかネガティブかだけを確認する。意味を忘れても「方向」さえわかれば選択肢は絞れる。
- 多義語のマイナーな意味
- address(取り組む)、game(獲物)、sound(ぐっすりと/健全な)など、基本語の「第2・第3の意味」をざっと眺める。
- グラフ・図表の表現(リスニング・第4問以降)
- 「急増する(soar, surge)」「横ばい(remain, level off)」などの推移表現を確認。これを知っているだけでグラフ問題の瞬発力が変わる。
数学(I・A / II・B・C)
見るべきは「忘れていると手も足も出ない定義・公式」と「存在条件」です。
- データの分析(I・A)の定義
- 「分散」「標準偏差」「共分散」「相関係数」の定義式を再確認。
- 三角関数の合成・加法定理(II)
- 加法定理はもちろん、合成の手順、半角の公式への変形を一瞬で脳内で再現できるか。
- 対数・真数条件(II)
- ログの問題を見たら条件反射で書くべき「底>0, 底≠1」「真数>0」。
- 数列の「ずらし引き」(B)
- 等差×等比の形が出た時の計算手順(公比を掛けて引く)の手順確認。
国語(現代文)
文章は読みません。「語彙」の最終確認のみ行います。
- 評論キーワードの定義
- 「捨象」「パラダイム」「形而上」「アイロニー」など、説明しろと言われると詰まるカタカナ語・漢字語の定義文を読む。用語の意味がクリアになれば、本文の読解スピードが物理的に上がる。
国語(古文・漢文)
全科目の中で最も「直前の詰め込み」が効く分野です。文法と句形の表を見るだけで5〜10点は変わります。
- 漢文の「句形」と「重要語」
- 受身(見・被・為・所)、使役(使・教・令)、反語・疑問の送り仮名の違い。
- 「蓋(けだし)」「具(つぶさに)」などの重要語句。「読み」と「意味」をセットで確認。
- 古文の「敬語の方向」と「識別」
- 「誰から誰への敬語か」の判定ルール。
- 「なり」「なむ」「る・らる」の識別表を画像として脳に保存する。
- 和歌の修辞法(掛詞、縁語、序詞)の定義確認。
理科基礎(物理・化学・生物・地学)
「単位」と「色」と「名前」です。思考問題以外で落とさないためのメンテナンスです。
- 化学基礎:無機・有機の「色」と「沈殿」
- 炎色反応の色。沈殿物の色。指示薬(フェノールフタレイン等)の変色域。これらは理屈抜きで丸暗記し直す。
- 生物基礎:ホルモンとバイオーム
- ホルモン名・内分泌腺・働きの表。バイオーム(植物群系)と代表植物の対応。グラフ(生存曲線など)の形と意味。
- 物理基礎:公式を今一度確認する
- 公式を導出することもできますが、制限時間内にそんなことをする時間は無駄です。
- 地学基礎:地質時代と岩石
- 「古生代・中生代・新生代」の区分けと示準化石。火成岩の分類表(新幹線は刈り上げ…の語呂合わせ)。
社会(地歴・公民)
「紛らわしいもの」の区別をつけます。似ている用語こそ、試験官が出したくなるポイントです。
- 地理:統計ランキングの「トップ3」
- 鉱産資源(鉄鉱石、原油、レアメタル)、主要農作物(小麦、米、トウモロコシ)の生産・輸出上位国。1位だけでなく2位・3位の国で判別させる問題が多い。
- ケッペンの気候区分と雨温図の形。
- 歴史:文化史の「写真」と「時代」
- 資料集の文化史ページを開き、仏像・建築・絵画の「写真」と「時代(何文化か)」を一致させる。視覚情報は直前でも入りやすい。
- 近現代の「内閣総理大臣」と「やったこと」のセット(特に日本史)。
- 公民:数字の定義
- 選挙権年齢、被選挙権年齢、国会議員の定数、再議決の条件(2/3以上など)。数字はあやふやになりがちなので、数字だけを拾って確認する。



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