【小論文】大学受験小論文で減点されない書き方とは?PREP法と3つのNGパターンを完全解説

「小論文で何を書けばいいかわからない」「自分の意見に自信がない」大学受験の小論文対策で、悩んでいませんか?実は、合格点を取るために、独創的なアイデアや感性は必要ありません

採点官が見ているのは、あなたの「個性」ではなく、「与えられたテーマに対して、論理的に破綻なく説明できる能力」です。つまり、「読み手が『なるほど』と納得できる論理性(筋道)」と「客観性」さえあれば、合格ラインには確実に届きます。

この記事では、大学受験の小論文で絶対に避けるべき「3つの減点パターン」と、誰でも論理的な文章が書けるようになる「PREP法」について解説します。

なぜ減点される?知っておくべき「3大NGパターン」

まずは防御を固めましょう。多くの受験生が無意識にやってしまい、大幅に減点される典型的なミスが以下の3つです。

① 論理の飛躍(話が飛びすぎ)

AだからCである、というように、間のBが抜けているパターンです。

  • NG例:「スマホは便利だ。だから成績が上がる。」
  • なぜダメか:「便利であること」と「成績向上」には直接の因果関係がありません。「便利だから学習アプリを効率的に使えて、その結果としてスキマ時間での暗記量が増え…」といったプロセスの説明が不可欠です。

② 主観のみの記述(感想文になっている)

小論文は「公的な文章」です。個人の好き嫌いや感情論は評価されません。

  • NG例:「私はその制度が嫌いだから反対だ。」
  • なぜダメか:社会的な問題に対して、個人の感情で反論しても説得力がありません。「嫌い」ではなく、「社会的なデメリット(不公平感など)」を挙げる必要があります。

③ 理由と結論の繰り返し(トートロジー)

理由を聞かれているのに、結論を別の言葉で言い換えているだけのパターンです。

  • NG例:「その法律は必要だ。なぜなら、必要不可欠だからだ。」
  • なぜダメか:これは理由になっていません。「なぜ必要なのか(背景、効果)」を書く必要があります。

何を書けばいい?理由出しに困らない「思考フレームワーク」

「書きたいことが思いつかない」という時は、以下の視点(切り口)を使うと、客観的で説得力のある理由がすぐに作れます。

① 「ミクロ(個人)」と「マクロ(社会)」の視点

一つの視点だけでなく、視野の広さを示すと高評価につながります。

  • 個人の視点(ミクロ):生活の質、個人の権利、精神的な充実、成長など。
  • 社会の視点(マクロ):経済効果、治安維持、少子高齢化対策、国際競争力など。

【活用例:AIの導入について】

  • 理由1(個人):単純作業から解放され、創造的な活動に集中できる。
  • 理由2(社会):労働力不足を補い、経済停滞を防ぐことができる。

② 多面的な評価軸(メリット・デメリット)

理由を具体化する際は、以下の要素に当てはめて考えてみましょう。

  • 金(Cost):経済的負担、利益、税金
  • 時間(Time):効率化、時間の浪費
  • 教育(Education):スキルアップ、人材育成
  • 環境(Environment):持続可能性、環境負荷

例えば「リモートワーク」というテーマなら、「(時間)通勤時間がなくなり効率的」「(金)オフィスの維持費が削減できる」といった客観的な理由がすぐに導き出せます。

減点されない鉄板構成「PREP法」を使おう

構成(書き方)の型を守ることは、減点を防ぐ鉄則です。小論文では、ビジネス文書や論説文で標準的に使われる「PREP(プレップ)法」を使うと、論理がズレません

PREP法は以下の順序で構成します。

  1. Point(主張・結論):私は~だと考える。
  2. Reason(理由):なぜなら、~という点にあるからだ。
  3. Example(具体例・証拠):具体的には~だ。(事実など)
  4. Point(再主張・まとめ):したがって、~だ。

【重要】RとEを混同しないこと

PREP法を使う上で最も重要なポイントは以下の通りです。

  • 理由(Reason)は、「一般的・抽象的」に書く。
  • 具体例(Example)で、「具体的」に書く。

ここを混同して、理由の部分でいきなり個人的な体験談を書いてしまうと、「理由が具体的すぎて(狭すぎて)説得力がない」とみなされ、減点対象になります。抽象度を下げていく階段を意識しましょう。

書き終わった後の「セルフツッコミ」チェック

答案を書き終えたら(あるいは構成段階で)、試験官になったつもりで以下の「ツッコミ」を入れて確認してください。

  • 「それ、全員に言える?」
    • 自分だけの特殊な体験談になっていませんか?
    • 修正策:「私の場合は~」ではなく、「一般的に~」「多くの現代人にとって~」と言い換える。
  • 「風が吹けば桶屋が儲かる、になってない?」
    • A→Dといきなり飛んでいませんか?
    • 修正策:接続詞(そのため、その結果、これにより)を使って、間のB・Cを埋める。
  • 「その理由、反対側の意見にも当てはまらない?」
    • どちらにでも取れる曖昧な理由は避けましょう。

合格のためのマインドセット

最後に、最も重要なマインドセットをお伝えします。 それは、「自分が本当に思っていること」を書く必要はないということです。

試験においては、「最も論理的に説明しやすく、理由がすぐに思いつく方の立場」を選んで書いてください。「嘘をつく」のではなく、「論理的な書き手という役割を演じる」ことこそが、減点を防ぐ最大のコツです。

現代文の力がなければ、小論文は書けない。

ここまで小論文の「書き方」について解説してきましたが、実は小論文の上達には、ある重大な前提条件があります。それは、「現代文(評論文)の読解力」です。

小論文は「アウトプット」ですが、そもそも正しい論理構成や説得力のある展開といった「良質なインプット」がなければ、質の高いアウトプットは不可能です。

「現代文の成績が伸び悩んでいるのに、小論文だけ対策しようとしている」もしあなたがそうなら、それは非常に危険な状態です。これだと中々点数が伸びません。。

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