【参考書ルート】古文 ゼロから早慶・旧帝大まで!最短で合格点を奪取する学習計画

「古文は日本語だからなんとかなる」 「試験直前に詰め込めば間に合う」

そう思っていませんか?確かに古文は、英語や数学に比べれば学習ボリュームは少ない科目です。しかし、「単語と文法を覚えたのに、文章の意味が繋がらない」「主語が誰かわからなくなる」という壁に多くの受験生が直面します。

本記事では、全員が「初学者」であることを前提に、日東駒専レベルから早稲田・慶應・旧帝大レベルまで対応可能な、最強の古文参考書ルートを公開します。古文は「知識」と「読解」のバランスが命です。無駄を削ぎ落としたルートで、確実に合格点を勝ち取りましょう。

【前提】古文ルートの全体像(なぜ2パターンなのか?)

英語や数学では志望校のレベルに応じて細かくルートが分かれますが、古文に関しては大きく2つのパターンしかありません。

  • パターンA: 日東駒専・産近甲龍 レベル
  • パターンB: MARCH・関関同立・早慶・旧帝国大学 レベル

「MARCHと早慶が同じルートでいいの?」 と思うかもしれません。 実は、古文においてはMARCH以上のレベルになると、問われる知識量や文章自体の難易度に決定的な差が生まれにくいのです。早慶であっても、求められるのは「正確な基礎知識」と「高度な運用能力(慣れ)」であり、マニアックな知識ではありません。

したがって、全員が同じ「共通ルート」を進み、志望校に応じて最後の演習量を調整する形をとります。

【共通ルート】基礎から入試標準まで(目安:181時間)

まずは全員、以下の順番で参考書を進めてください。これが古文の「核」となります。

使用参考書リスト

  1. 単語: 『新・古文単語336』
  2. 文法: 『岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本』
  3. 解法: 『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』
  4. 演習: 『古文ポラリス1 基礎レベル』
  5. 演習: 『古文ポラリス2 標準レベル』

進め方と学習時間

STEP 1:道具を揃える(単語・文法)

まずは「言葉の意味」と「言葉のルール」を頭に入れます。

  • 新・古文単語336(21時間)
    • まずは見出し語の意味を即答できるようにします。古文単語は現代語と意味が異なるもの(例:「あさまし」=驚き呆れる)が最重要です。
  • 岡本梨奈の古典文法(28時間)
    • 古文アレルギーの人でも読める、講義形式の参考書です。「接続」や「活用」を丸暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」という理屈を理解してください。

STEP 2:道具の使い方を学ぶ(読み方・解き方)

単語と文法を覚えただけでは、古文は読めません。「省略された主語の補い方」や「敬語による人物特定」など、古文特有の読解ルールを学びます。

  • 岡本梨奈の古文の読み方&解き方(48時間)
    • この本が「点数が伸びない」を解決する鍵です。単語・文法の知識を、実際の読解でどう使うかを学びます。

STEP 3:実戦演習(ポラリス1・2)

学んだ「読み方」を使って、実際に入試問題を解きます。

  • 古文ポラリス1 基礎レベル(42時間)
    • 日東駒専レベルの良問が揃っています。解説が非常に詳しいので、SV(主語・動詞)の把握が正しくできていたかを確認してください。
  • 古文ポラリス2 標準レベル(42時間)
    • GMARCH・関関同立レベルの入試問題です。ここまで完璧にすれば、入試標準レベルの力は十分に完成します。

【パターン分岐】志望校別のゴール設定

『ポラリス2』まで終えた時点で、あなたの実力は相当なものになっています。ここから先は志望校に合わせて判断します。

パターンA:日東駒専・産近甲龍 目標

ここでルート終了です(合計 181時間)
⇒『ポラリス2』までの内容を何度も復習し、過去問演習に入ってください。基礎~標準問題での取りこぼしを防げば、十分に合格点を狙えます。

パターンB:MARCH・早慶・旧帝国大学 目標

もう1冊追加します(合計 223時間)
⇒MARCH上位や早慶、旧帝大を目指す場合、より長く、複雑な文章にあたる必要があります。

  • 追加参考書: 『古文ポラリス3 発展レベル』
    • 学習時間: 42時間

『ポラリス3』は早慶・国公立の難問を含みますが、やるべきことは変わりません。「省略を補う」「敬語で人間関係を把握する」という基本動作を、高難度の文章でも崩さずに実行できるかどうかの最終訓練です。

【重要】古文の学習時間に関する「誤解」と「戦略」

「古文はコスパが良い」「すぐに終わる」という噂を鵜呑みにしないでください。確かに他教科に比べれば覚え直すことは少ないですが、「安定して読めるようになる(読解)」までには時間がかかります。

本ルートでも、読解・演習部分(読み方&解き方以降)に多くの時間を割いています。

時間がない場合の「ショートカット戦略」

もし、受験まで時間がなく、全てのルートをこなせない場合は、以下の戦略をとってください。

  1. 単語と文法だけを完璧にする
    • 『新・古文単語336』と『岡本梨奈の古典文法』の最初の2冊(約50時間)だけは死守してください。
    • これだけで「なんとなく読める」状態にはなり、最低限の点数は固められます。
  2. 読解演習は過去問で代用
    • 『読み方&解き方』や『ポラリス』をカットし、志望校の過去問で「読み方」を泥臭く身につけます。
    • ※ただし、これはあくまで緊急避難的な措置です。高得点を安定させたい場合は、正規のルートを進めることを強く推奨します。

このルートを終えた「次」の動き

  1. 志望校の過去問演習(赤本)
    • どのレベルであっても最後は過去問です。特に記述が必要な国公立志望者は、解答の作成プロセスを徹底的に練習しましょう。
  2. 文学史の確認(必要に応じて)
    • 志望校で文学史が頻出の場合は、薄い問題集を一冊やるか、便覧などで主要作品を確認しておきましょう。

まとめ

古文は「センス」ではなく「論理」です。

「誰が」「どうした」をパズルのように当てはめていく作業ができれば、現代語訳は自然と浮かび上がってきます。まずは焦らず、単語と文法という「パズルのピース」を集めることから始めましょう。

日東駒専レベルなら『ポラリス2』まで。 それ以上の難関大なら『ポラリス3』まで。やるべきことは明確です。今日から最初の一歩を踏み出してください!

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