【英語リスニング プラチナルール】「聞こえない」には理由がある!耳を改造する論理的トレーニング

「毎日英語を聞き流しているのに、全然聞き取れるようにならない…」「スクリプトを見ればあまりに簡単な英語なのに、音になると呪文に聞こえる…」 もしあなたがリスニング対策でこのような「量」の迷路に迷い込んでいるなら、それは努力不足ではなく「音のルール」を知らないだけかもしれません。

今回は、闇雲な多聴ではなく、理詰めのアプローチでリスニング力を底上げする『改訂版 大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール』を紹介します。「英語耳」はセンスではなく、正しいトレーニングで作ることができる。それを30日で証明してくれる一冊です。

参考書データ

項目詳細
書名改訂版 大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール
おすすめ度★★★★☆(星4)
メイン対象二次試験や独自試験でリスニングがある人・英検/TEAP利用者
ポジションリスニングの「ルール(聞き方)」を学ぶ根本治療
修了目安時間30時間(1日1時間×30日完成)

なぜ「ただ聞くだけ」では伸びないのか?

「習うより慣れろ」と言われがちなリスニングですが、関先生は「聞こえない音には必ず理由がある」と断言します。例えば、単語同士がつながる「連結」、音が消える「脱落」、弱く短く発音される「弱形」。これらのルールを知らずに100時間英語を聞き流しても、脳はそれを「雑音」として処理してしまいます。

本書は、入試によく出るトピックを扱いながら、「なぜその音が聞こえなかったのか」を徹底的に言語化してくれます。感覚に頼らず、理論武装でリスニングを攻略するための「説明書」のような存在です。

メリットとデメリット・注意点

メリット

  • 「聞き取れない原因」が明確になる: 解説では「ここは音がつながるからこう聞こえる」「ここは弱形だからほとんど聞こえない」といったポイントが詳細に記されています。
  • 30日で完結する明確なプラン: 毎日のやるべきことが決まっているので、学習計画を立てる手間が省けます。
  • 多様な英語に触れられる: 近年の入試傾向に合わせ、アメリカ英語だけでなくイギリス英語や少し癖のある話者などもバランスよく収録されています。

デメリット・注意点

  • 「共通テストだけ」の人にはオーバースペックの可能性: 本書は非常に良書ですが、共通テストのみでリスニングが必要な場合、少し遠回りになる可能性があります。共通テストは独特な出題形式(グラフ読み取りなど)への慣れが重要であり、本書のような「純粋なリスニング力の底上げ」よりも、専用の対策本の方が即効性が高い場合があります。
  • 「場所」を選ぶ: 後述しますが、この本は「声に出す(シャドーイング)」ことで真価を発揮します。電車の中や図書館など、声が出せない環境だけで完結させようとすると、効果は半減します。

1日1時間×30日!「プラチナルール」の最強の使い方

本書の最大の学習効果を引き出すには、「自己流でやらないこと」が鉄則です。著者が推奨する以下の5ステップを、1日1時間、30日間徹底してください。

基本サイクル(1日1テーマ)

  1. 問題にチャレンジする: まずは本番のつもりで問題を解きます。今の実力でどれくらい聞き取れるかを確認しましょう。
  2. 解説を熟読する: ここが一番重要です。正解・不正解にかかわらず、「なぜ聞き取れなかったのか」「どの音のルールが働いていたのか」を解説で確認し、納得するまで読み込みます。
  3. 本文の意味を完璧に掴む: 英文(スクリプト)と和訳を照らし合わせ、単語や構文レベルで分からない箇所をゼロにします。意味が分からない英語は、いくら聞いても雑音のままです。
  4. 問題に再チャレンジ: 意味と音のルールを理解した上で、もう一度音源を聞いて問題を解きます。「さっき聞こえなかった音が聞こえる!」という感覚を掴んでください。
  5. シャドーイング(仕上げ): 音源に少し遅れて、自分も声に出してついていくトレーニングです。
  • ポイント: ただボソボソ言うのではなく、CDの音(リズム・強弱・スピード)を完コピするつもりで行います。口が回るようになるまで繰り返すことで、耳と脳がつながります。

こんな人におすすめ!

  • 志望校(国公立二次・私大)にリスニング試験がある人
  • 英検やTEAPなどの外部検定試験を利用する人
  • 「読めば分かるのに、聞くと分からない」という悩みを持つ人
  • リスニングの点数が頭打ちになり、何をすればいいか分からない人

まとめ:リスニングは「才能」ではなく「技術」である

リスニングが苦手な人は、英語の音を「なんとなく」捉えようとしています。しかし、『プラチナルール』を終えた後、あなたは「あ、ここはtが脱落したな」「ここはつながっているから、こう聞こえるんだな」と、音を分析的に聞くことができるようになっているはずです。

1日1時間、30日間の投資で、あなたの耳は「英語対応」にアップグレードされます。試験本番、クリアな音声が飛び込んでくる快感を味わうために、今日からスタートしましょう。

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