【関正生のThe Essentials 語法】「語法」を制する者は長文を制す!偏差値を底上げ

「英文法のルールは覚えたはずなのに、長文になると読むのが遅い…」「単語の意味は分かるのに、文全体の意味を取り違えてしまう…」 もしあなたがこの悩みを抱えているなら、あなたの学習には「ある重要なピース」が欠けています。それは、「語法(ごほう)」です。

語法とは、単語が持つ「使い方のルール」のこと。英文法が「文全体のルール」なら、語法は「単語ごとのルール」です。この語法こそが、英文法(点)と英文解釈(線)をつなぐ、最強の架け橋となります。

この記事では、英文法と英文解釈の間に挟むべき隠れた名著『関正生のThe Essentials 語法 必修英文100』を紹介します。わずか100文、たった30時間で、あなたの「英語を見る目」を劇的に変える学習戦略を解説します。

参考書データ

項目詳細
書名関正生のThe Essentials 語法 必修英文100
おすすめ度★★★★☆(星4)
メイン対象MARCH・関関同立・国公立大学以上志望者
ポジション英文法と英文解釈の間(橋渡し役)
問題数厳選された100英文
修了目安時間約40時間

なぜ「英文法」と「解釈」の間にこの一冊が必要なのか?

多くの受験生は「英文法→英文解釈」と進みますが、ここで躓く人が後を絶ちません。なぜなら、「動詞を見た瞬間に、後ろの形を予測する力(=語法力)」が弱いからです。例えば、regardという動詞を見た瞬間、あなたは無意識にregard A as B(AをBと見なす)という形を予測できていますか?この予測ができなければ、毎回「えっと、Aがあって、asが来て…」と解読することになり、読解スピードは上がりません。

本書は、入試で狙われる、かつ長文読解の核となる「語法」を含んだ英文を100本厳選しています。文法書でルールを学び、この本で「単語ごとの型」を叩き込み、その上で英文解釈に進む。この工程を挟むことで、後の解釈学習が驚くほどスムーズになります。

メリット・おすすめする理由

  1. 「丸暗記」ではない「理屈」のある語法解説
    著者の関正生先生らしく、語法についても「なぜその形をとるのか」「ネイティブはどう捉えているのか」という解説が充実しています。無味乾燥になりがちな語法の暗記に「納得感」を与えてくれるため、記憶の定着率が段違いです。
  2. 英文解釈への接続を意識した構成
    本書は語法の本ですが、扱っているのは「英文」です。単なる穴埋め問題ではなく、「英文全体の構造を見抜く」ための訓練ができるよう設計されています。まさに「英作文の参考書のような使い方」で、読解力を鍛えることができます。

デメリット・注意点

  1. 基礎文法力は必須
    対象レベルはやや高めです。高校基礎レベルの英文法(SVOCや準動詞など)があやふやな状態で取り組むと、解説の内容が難しく感じるかもしれません。必ず「レベル1」程度の文法書を終えてから取り組んでください。
  2. あくまで「橋渡し」である
    本書を終えたからといって、複雑な倒置や省略が含まれる難関大の長文がいきなり読めるわけではありません。本書はあくまで「語法による予測力」を養うもの。この後に本格的な「英文解釈」の技術書に進むことで、真価を発揮します。

40時間で架け橋をかける!「必修英文」習得の2ステップ

本書の使い方は、一般的な文法問題集とは異なります。「英作文」と同じ熱量で取り組みつつ、方向を「逆」にするのがポイントです。

ステップ1:「自力解釈」と「完全理解」(1周目:約20時間)

目的: 100文の構造(SVOC)と語法のポイントを完全理解し、正しい英文を脳に刻む。

  1. 自力で和訳(解釈)する:まず英文だけを見て、自力で構造(SVOC)を振り、和訳を作ります。辞書は使わず、今の実力でぶつかってください。
  2. 解説の熟読(答え合わせ):関先生の解説を読み込みます。「自分の解釈とどこが違ったか」「どの語法ポイントを見落としていたか」を確認します。特に「動詞の型」に注目し、なぜその形になるのかを理解してください。
  3. 正しい英文の暗記:理屈が分かったら、その英文を何度も音読し暗記します。「語法の型」ごと英文をストックすることで、実際の長文でその動詞に出会った際、反射的に意味が出てくるようになります。

ステップ2:「瞬発力養成」(2〜6周目:約20時間)

目的: 日本語を見た瞬間に、構造と意味(英文)が0.1秒で浮かぶ状態にする。

英作文では「英語→日本語」のトレーニングを行いますが、本書でも同様のことを行います。

  1. 「日本文」だけを見る:英語訳を隠し、日本語を見ます。
  2. 即座に「構造」と「意味」をアウトプット:日本文を見た瞬間に、
    • 「この動詞の後ろはこうなる(構造の予測)」
    • 「英語訳はこうなる」という2点を、頭の中で(あるいは口に出して)瞬時に再現します。
  3. 思考停止で回す:迷ったら即アウト。すぐに解説を確認し、記憶を修正します。これを20時間で最低5周繰り返します。

この「日本語文→即構造把握・英語訳」のプロセスこそが、長文読解で「返り読み」をなくすための直結トレーニングになります。

こんな人におすすめ!

  • MARCH・関関同立・国公立以上を目指す受験生
  • 英文法を一通り終えたが、英文解釈や長文に入ると苦戦する
  • 熟語・語法を「ただの丸暗記」で乗り切ろうとして限界を感じている人
  • 関正生先生の『ポラリス』や『真・英文法大全』の解説スタイルが合う人

まとめ:「予測」できると英語は劇的にラクになる

語法力とは、「次に何が来るか予測する力」です。 この『The Essentials 語法 必修英文100』で100個の予測パターンを身につければ、次に読む英語長文は「知らない文の連続」ではなく、「知っているパターンの連続」に見えてくるはずです。

文法と解釈の間にある、この「40時間の投資」を惜しまないでください。このワンクッションが、あなたの英語力を「知識」から「読める力」へと一気に引き上げます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました